パノラマコンテンツ配信のクラウドサービスがリリース

パノラマコンテンツ(360°コンテンツ)は、Googleのストリートビューなどで利用されているにもかかわらずなかなか普及してきていませんでした。

その普及に向けて従来サービスよりもコストを抑えたサービスがでてきたようです。

エージェンテックは4月13日、360°パノラマ静止画/動画コンテンツを簡単に編集/配信/管理できる統合クラウドサービス「Smart360(スマートさんろくまる)」の提供を開始した。リンクの埋め込みなどユーザー自身で簡単に制作ができ、クラウドで公開したコンテンツのフィードバック/ログ解析機能も備えた安価な統合サービス。

Smart360では、リコーの360°カメラ「Theta」やサムスン「Gear 360」などで撮影されたパノラマ動画/静止画素材を取り込み、素材の中にURLリンクや別のドキュメント、ムービーなどを配置し、360°コンテンツとして任意のWebページに埋め込むことができる。このオーサリング作業は専用ツール不要で、ユーザーがHTML5ブラウザ上で簡単に操作できる。コンテンツの閲覧も、HTML5ブラウザであればPCやタブレット、スマートフォンなどデバイスを選ばず可能。

Smart360の概要。アップロードされた360°パノラマ素材を簡単に編集/公開できる

Smart360の利用価格(税抜)は、初期費用3万円、月額2万円から(1年以上利用契約時のキャンペーン価格、先着100社まで)。コンテンツ数や動画本数、月間ページビュー数などにより変動する。そのほか同サービスのOEM提供やカスタマイズ提供、同社パートナーによる360°素材撮影にも対応する。

施設案内や観光案内、マニュアル、ECサイトまで幅広い活用シーンを提案

活用シーンとしては、たとえば施設案内や観光案内、機械操作や店舗陳列などの各種マニュアル、ECサイト、バーチャルイベント、不動産やホテルの空間プロモーションなどが提案されている。同社サイトでは、実際にSmart360を採用した顧客のサンプルコンテンツも公開されている。


日本酒メーカー・土田酒造のコンテンツ。同社のお酒「譽國光」を紹介する360°動画に、製造工程紹介などへのリンクを埋め込んでいる。また売店画面では、実際に各商品を購入できるECサイトにリンク

フレンチレストラン・芙葉亭では360°バーチャルツアーを作成、提供している。この画面のように、どの視点からどの方向を見ているのかがわかるマップも簡単に作成できるとのこと

Smart360ではVRゴーグル向けの表示モードも用意している。閲覧するデバイスに合わせてトランスコーディングしたコンテンツが提供される

エージェンテックでは、360°パノラマ素材の撮影から制作/編集、配信、アクセスログ収集や効果測定までを統合サービスとして提供するクラウドサービスは「業界初」だとしている

なおSmart360では、ユーザーのサイト内動線を解析できるログ解析機能や、アンケートなどのフィードバックを受け付けられる機能も提供される。