今更ですが、メールソフトは何を使っている?そんな調査結果が。
最近は、FacebookのメッセージやLINEなどのメッセージングツールを使うことも多いのですがメッセージングツールの基礎となる電子メールについてのデータを紹介します。
今は、Gmailに代表されるウェブメールサービスの利用割合が高いですが、ネットワークが貧弱だったときには、メールソフトを使うことも多かったです。そんなメールソフトでは、現在どんなものが使われているのでしょうか?
ここからは、日本でのビジネスシーンにおけるメールの利用状況について見ていこう。日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2014」によると、仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は「メール」(98.45%)が最も多く、「電話」(91.98%)、「会う」(89.87%)と続く。4位の「ファクス」(28.76%)とは差が開いており、上位3つが主な連絡手段であることがわかる。
「Facebook」(22.93%)や「LINE」(12.03%)、「Skype」(9.35%)や「Twitter」(2.74%)などのソーシャルメディアも一部のビジネスシーンでは活用されており、特に実名制のFacebookは上位から5番目にランクインしており、ビジネスコミュニケーション手段として定着しているようだ。
ここ5年間の使い方を見てみると、「メール」「電話」「会う」の上位3つは、2010年からの5年間を見てもほぼ変わらない。一方、FacebookやLINEなどのソーシャルメディアの利用率は増加傾向にある。たとえばFacebookは2011年に16.17%だったが、それ以後25.16%、20.01%、22.93%とビジネスに利用される率が高めとなっている。LINEは2013年には5.82%だったが、2014年には12.03%と倍以上に急増している。
メーラーシェアについて見てみると、1位がGmail(GoogleApps含む)で33.61%、2位はOutlookの30.31%と二強状態となっている。続いて、Thunderbirdが13.50%、WindowsLIVEメールが10.62%、OutlookExpressが8.65%などとなっている。
2011年のデータを見ると、1位がGmail(GoogleApps含む)で35.49%、2位がOutlookで24.92%、3位はOutlookExpressで23.20%、続いてThunderbirdが12.87%、Becky!InternetMailが9.18%、WindowsLIVEmailが8.36%などとなっている。
全体に、プリインストールされているOutlook系の強さと、環境を問わずに無料で利用できるWebメール、特にGmailの強さが光っている。
このように見てゆくと、Gmailは非常に強いシェアを持っています。AndroidでもデフォルトでGmailアカウントを作る必要があるので利用者も増えているのでしょうか?また、Windowsの覇者マイクロソフトのOutlookも強いようです。以前はOutlookはあまり評判がよくない時代がありましたが、現在はかなりのシェアを獲得しています。
逆に、電子メールソフトとしては定評のあったBeckyでさえも7位ですし、他である程度の歴史のあるメールソフトはあらかた10位以下になってしまっています。
たしかに、私もGmailなどのウェブメールも多く使いますが、Beckyなどの専用ソフトは軽くてかつ安定しているので、結構手放せないところなのですよね。