高校生の少年が家族を殺害し、自宅を焼きはなったニュースが話題になっている。

暴力の行為は、許されるべきではないが、この少年の暴力にいたった原因を
考えるとこのような行為に至る必然があるように思えてならない。

それは、孤独である。

家族は、社会の最小構成単位であり、また信頼性のよりどころである。
その家族において、孤独を感じ、その孤独を解消する手段を知りえなかったことが
この事件を生み出したのではと思う。

どんなに人間嫌いであっても、本質的に孤立を好むということはないのではないか
。それは、人という物質ではなくても「コミュニケーション」をとり意識の交換を
とることができる対象が存在するために、人という物質に対して孤独でもよいとい
理解になるものであると考えられる。

そのような意味において、この事件を個人の犯罪性のみにおいて語るのではなく社
会の構造的意味の文脈で語ることにおいてにのみこの事件の本質が見えてくると思
う。
犯罪者を犯罪者としてにのみ対処することは、その犯罪者を社会のスケープゴート
として位置付け対応しているこの社会の村社会性の強化に他ならない。