MySQLの最新版7.4がリリース
オープンソースデータベースの代表選手といってもいいMySQLです。そのMySQLの最新版となる、MySQL Cluster7.4が、発表されたそうです。
米オラクルは3月2日、高いパフォーマンスと可用性、拡張性を持つオープンソースデータベース(DB)「MySQL Cluster 7.4」の一般提供(GA)を開始した。前バージョン比でパフォーマンスが大幅に向上したほか、遠隔サイト間でのアクティブ-アクティブ型レプリケーションなどの機能追加がある。
MySQL Clusterは、99.999%の高可用性と拡張性、OSSによる低TCOを兼ね備えたオンライントランザクション向け分散型DB。SQL、NoSQLのAPIを備える。単一障害点を持たず、大手通信事業者からWeb/クラウド/ソーシャル/モバイルのアプリケーションプロバイダーまで、幅広い用途で利用されている。
最新版のMySQL Cluster 7.4では、メモリ最適化テーブルやリニアなスケールアウト性能により、NoSQLで2億クエリ/秒の読み出し(32データノード)、SQLで250万回/秒のSQL文実行(16データノード)などのパフォーマンスを実現している。
また旧バージョン(7.3)と比較して、SysBenchベンチマーク結果が読み取りのみで50%近く、読み書きでおよそ40%向上している。
新機能として、地理的に離れた拠点にあるクラスタ間で、アクティブ-アクティブ構成のレプリケーションを実現する“Update-Anywhereレプリケーション”に対応している。トランザクション競合の自動検出により、一貫性を損なうことなく任意のサイトで書き込み/読み取りを実行できる。
MySQLの通常版は、バージョン5.6程度なのですが、クラスタバージョンは7まで上がっていたのですね。通常は、クラスタ構成にすることはないですが、そのような時にどこがことなるかを把握しておいたほうがよいかなと、ふと思いました。