Evernoteつかいこなしていますか?便利な使い方をここでチェック!
Evernote(エバーノート)といえば、情報管理ツールの代表選手であり、便利なメモ帳としてつかっている人も多いと思います。
そんなEvernote(エバーノート)ですが、以外に活用方法に迷っているという話も聞きます。そんな人に向けて、便利な使い方・使い方の注意などについての記事を見つけましたので紹介します。
保存すればするほど、Evernoteは便利になる
一番重要なことから始めましょう。Evernoteが愛されている理由を知りたいなら、まずフルに活用することです。ただのノートツールとして使っているだけでは何もわかりません。米Lifehacker読者のppddさんがズバリ言っています。
Evernoteの真髄は、思い切ってドップリはまることです。軽く触ってみるだけでは、その良さはわかりません。なぜならば、個々の機能はそれほど完璧ではなく、動作も他のアプリより少し遅いと感じるからです。
Evernoteは、ブックマーク、ウェブクリップ、メモ帳、レシピ集、参考資料の保管庫など、あらゆる情報を保存してこそ真価を発揮するツールです。必要な情報がすべて検索可能な形で保管され、あらゆるプラットフォームからアクセスできるところがすばらしいのですから。
私はよく会議中に、iPadでEvernoteを開いて、メモをとりながら音声を録音します。会議のあとで何か思い出せないことがあっても、必要な情報はすべてEvernoteに保存されているので安心です。
今度Evernoteを試すときには、「あらゆる情報」を保存してみてください。保存すればするほど、Evernoteは便利になります。たとえば次のような使い方があります。
Webクリッパーを使う
私はかつてEvernoteの「Webクリッパー」は意味がないと思っていました。あとで読みたい記事があれば、ブラウザのブックマークフォルダか、デスクトップに保存しておけばいいのですから。しかし、Evernoteを使えば記事にメモを書き込んだり、関連資料と一緒に保存したりでき、非常に便利なようです。
テストケース:新しいグリルを買う
最近アパートを引っ越したので、新しいグリルを買うことになったとしましょう。ネットで調べて、いくつか候補を見つけましたが、予算的にはまだ買えなそうです。そこで、Evernoteに「欲しいものリスト」というノートブックを作って、Webクリッパーで調べた商品のウェブページを保存しておくことにしました。お金が貯まったときに「欲しいものリスト」を見れば、検討するのが楽になるでしょう。
豆知識:EvernoteのWebクリッパーはGoogleとも連携します。たとえば、グリルを調べるためにGoogleで「ガスグリル」で検索したとします。すると、Evernoteにクリップしてあった関連記事が、Googleの検索結果の右側に表示されるようになります。この機能を使うにはWebクリッパーのオプション画面で「関連結果」のチェックをオンにしてください。
ノートとノートブックを量産するのを恐れない
私はかつて、ノートをあまり増やさないように気をつけていました。ノートの山に埋もれて、必要な情報を見つけ出せなくなるのが嫌だったからです。しかし、そんな心配は不要でした。Evernoteには、「ノートブック」や「タグ」、「ノートリンク」という優れた機能があり、大量のノートもうまく整理できるのです。つまり、ノートはノートブックにまとめればいいのです。
テストケース:トラブルシューティング
私はホームサーバーを運用していますが、よくトラブルが起きます。かつては、トラブルシューティングに使う情報を、すべて1つのテキストファイルに書き込んでいました。サーバーログやコマンド、参考資料へのリンクといった情報です。しかし、いつしかテキストは膨大な量になり、見出しをつけるなど工夫はしたものの、必要な情報を見つけるのに苦労するようになりました。
しかし、現在ではEvernoteにホームサーバー用のノートブックを1つ作り、以下のノートを保存しています。
サーバーログの一部。トラブルシュートに必要なあらゆる情報が含まれる。
VPNの参考記事のWebクリップ。ホームサーバーにVPNを使ってるため。
ホームサーバーにOpenVPNをインストールする手順のWebクリップ。手順をすぐに忘れてしまうため。
ファイルのアクセス権の設定方法が書いてあるWebクリップ。ガールフレンドにサーバーファイルへのアクセスを許可するときに必要。記事はすべてWebクリップしているので、記事全文のほかに、元ページへのリンクも保存できます。記事にメモを書き込んだり、重要な箇所に色をつけたりしています。テキストファイルにひたすらメモするよりもずっと便利になりました。
結論:ノートブックやノートを量産するのを恐れないこと。Evernoteは大量のノートを扱えるように設計されています。最初は戸惑うかもしれませんが、すぐにその便利さに気づくはずです。
豆知識:「_INBOX(受信箱)」というノートブックを作って、設定で「このノートブックをデフォルトにする」にチェックします。これで、Evernoteに送った記事がすべて「_INBOX」に入ります。あとは、内容ごとに適当なノートブックに振り分けてください。
タグと検索条件の保存を活用する
私はタグを使うのもまた、時間の浪費だと感じていました。タグ付けは面倒だし、同じカテゴリのノートはノートブックにまとめればいいのですから。しかし、複数のカテゴリに当てはまるノートがあるときなどは、タグが役に立ちます。すべてのノートにつける必要はありません。重要なノートだけで十分。タグをつけておけば、オプション検索が可能となります。また、繰り返し使う検索条件は保存しておくと便利です。条件を保存するには、検索ボックスのとなりの小さな矢印をクリックして、虫眼鏡アイコンを押します。
テストケース:家族それぞれのタグをつくる
米LifehackerのWalter Glennさんは、ノートの検索にタグを使っているそうです。そんな彼が勧めているのが、家族の各メンバーのタグを作ること。家族の誰かの情報をまとめて取り出したい場合に便利です。
妻と子どもたち用のタグを作っています。たとえば、息子のタグで検索すれば、息子が描いた絵から医療記録まで、息子に関するすべての情報を確認できます。
また、仕事用のタグやToDoアイテム用のタグを作っておけば、より高度な検索が可能となります。たとえば、一週間以内に作られたToDoアイテムを見たいなら「tag:todo created:week-1」と検索すればよいのです。検索条件をサイドバーに保存しておけば、いつでも最近のToDoリストを確認できます。
ただしやり過ぎは禁物。Walterさんも、タグは必要最小限で使うべきだと言っています。とはいえ、ノートが大量になってくれば威力を発揮するはずです。
ノートリンクを使う
関係のあるノートやノートブックをお互いに結びつけたいときは「ノートリンク」が使えます。ノートをリンクしておけば、いちいち検索しなくとも関連情報をすばやく参照できます。
ノートを右クリックして「ノートリンクをコピー」を選択、関連づけたいノートにリンクを貼り付ければOKです。
テストケース:今回の記事を書くときにも
私は、長い記事、たとえば今回の記事のようなものを書くときには、専用のノートブックを作ります。それからノートを1つ作成して、記事のアウトラインや見出しを書き出します。ウェブ検索で見つけた参考ページはすべてノートブックにクリップ。重要な箇所には印をつけ、不要な部分は削除します。そして、アウトラインの該当箇所にクリップした記事へのリンクを貼り付けていくのです。これだけで、おおよその骨子はできてしまいます。
Walterさんは、ノートブックにノートが大量にたまると、「目次」というノートを作って、各ノートへのリンクを貼り付けておくそうです。Evernoteの検索だけではノートが探しにくい場合に使える方法です。
豆知識:頻繁に使うノートは、Evernoteのツールバーにドラッグしておくと便利です。私の場合、「記事のアイデア」というノートを1日に何度も開くので、ツールバーに登録しています。
ほかにも、次のものが保存できますよ!
名刺(EvernoteのOCR機能で検索できます)
レシピやレストラン情報(Evernote Foodもチェック)
会議やブレインストーミングのホワイトボードを保存(あとから検索できます)
iOSやAndroidの「テーマ」(とくにホーム画面のカスタマイズが好きな人向け)どんなツールがいいかは、仕事内容や、情報をどのように整理したいかにもよります。シンプルなテキストファイルで十分な場合もあるでしょう。しかし、ノートブックやノートリンク、Webクリッパーなどの機能を一度使ってみれば、Evernoteが最高なことに気がつきますよ!