NTTデータがDELLのIT部門を買収

NTTデータは、DELLのITサービス部門を買収するようです。このことでNTTデータは、DELLのITサービス部門が持っている顧客などを獲得できると書いています。

 

NTTデータがDellのITサービス事業を買収する。両社が米国時間3月28日に発表した。買収額は30億5500万ドル。

NTTデータにとって、北米での地位をより強固なものとする動きとなるだろう。NTTデータはこの買収で、主に銀行および金融サービスのほか、医療および保険業界を対象とするITとBPOのソリューションを強化する計画だ。

NTTデータの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn McCain氏は声明で、「われわれの競争力を高め、市場サービスの奥行きを深める、このような種類の他にはない機会をもたらす買収対象は、われわれの市場にあまり存在しない」と述べた。「Dell Servicesは、非常に経営状態の良い事業であり、その従業員基盤、顧客との長期にわたる関係、そして長期的な取り組みとプロジェクトベースの取り組みの組み合わせが、われわれのポートフォリオを強化するだろう」(McCain氏)

Dellは、Dell Services部門を売却することで、EMCの買収(670億ドル相当)前に資金を一部確保することができる。DellとEMCの合併は2015年に発表された。これにより世界最大規模の株式非公開企業が誕生し、Dellは非PC事業の多角化に向けて始動する。

Dell Servicesは、Dellが2009年に39億ドルで買収したPerot Systemsを中核としている。Perot Systemsは、元大統領候補Ross Perot氏が1988年に創業した。

Perot Systemsの買収も、Dellが低迷する中核のPC事業に縛られた体制からの脱却を図る動きだった。DellはEMCの合併に向け、同部門の売却を検討していると報じられていた。

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