Andoridでひかり電話の内線化などなど
日経Linuxを立ち読みしたときにAndorid端末をひかり電話の内線として使う方法があることをよんだので、Google先生に聞きながら実践したメモ
サーバ環境:Debian Linux 6.0 squeeze
まずは、ローカルにPPTPサーバを立てる。
#apt-get install pptpd
設定・・・
#vim /etc/ppp/options-pptpd
これでサーバの名称を確認。必要に応じて変更
#vim /etc/pptpd.conf
ここで接続関連の設定をします。
localip 192.168.10.X
remoteip 192.168.0.1XX-1XX
#vim /etc/ppp/chap-secrets
ここでログインするときのIDやパスワードなどを設定します。
設定が完了したら。
/etc/init.d/pptpd restart
でデーモンを再起動します。
また、VPNで接続されたパケットがLANの中に転送できるように以下の設定を行います。
#vim /etc/sysctl.conf
このファイルに以下の記述を追加(コメントアウト)します。
net.ipv4.ip_forward=1
#sysctl -p /etc/sysctl.conf
これでLAN内部でルーティングされるようになります。
Andoridのアプリとしては、AGEphoneというのもが推奨されているようでNTTのサイトからリンクが張られていましたのでそちらからダウンロード。
ひかり電話用のメニューがあったのでそちらを使って設定。
VPN経由で使うときになかなかうまくいきませんでした。
それは、設定->詳細設定->ネットワーク->ネットワークインターフェースの項目がデフォルトでは、「Wifiのみを利用する」になっているのですが、「選択無し」をあらばないと、発信時に自動切断してしまい、使うことができないという現象が発生します。
これで、まる1日つぶしてしまいました・・・。
サーバのスペックが悪いせいでつながらないのかと悩み、ほかの端末でPPTPサーバとたててみたり。
通信テストの結果は、うまくいきました。
最初にVPNの接続を行ったあとで、AGEPhoneを立ち上げ接続することで、自宅のひかり電話のSIPサーバに接続してもう一台の携帯電話に電話をかけることができました。
また、この状態でも自宅の電話に内線をかけることができるので、Wifi環境がある出先では、自宅の家族への連絡が無料でできるようになります。
また、緊急時には通常の電話回線と違うネットワークを使うので多分、連絡をとりやすくなるのではと考えています。