ロリポップでowncloudを使ってプライベートクラウド環境を使ってみる。
owncloud(オウンクラウド?)というウェブアプリケーションがあります、オンラインストレージのDropBoxなんかを自分のサーバで実現するオープンソースソフトウェアです。
通常は、シェルスクリプトが使えてroot権限がもらえるサーバなんかでapt-getを使ってインストールしたりするのですが、今回はレンタルサーバのロリポップに導入してみましたので、そのレポートです。
公式サイト
http://owncloud.org/
こちらからZiPファイル形式になっているソースをダウンロードします。
解凍ソフトでダウンロードしたファイルを解凍します。
できた、ファイル群をロリポップサーバの適当な場所にアップロードします。
(ディレクトリ名称は変えた方が良いかもしえません。)
そのアップロードした場所に共有SSLのアドレスを使ってアクセスします。
※SSLなしでも動作するのですが、共有SSLのアドレスの方が少しでも安心かなということでそうしてています。
そうするとウェブインストール画面が表示されますので、指示に合わせて必要事項を入力。
そう、これだけでサーバ側のセットアップは完了で、使えるようになります。
ちょっと前、2012年ごろまでは日本語の処理がどうもおかししくて日本語のファイルを削除できないなどのバグらしきものもありましたが、今のバージョンは普通に日本語を処理してくれます。
サーバ側が終了したら、専用クライアントのインストールです。
同じオウンクラウドのサイトから、インストールするOSに合わせたアプリケーションをダウンロードします。
あとは、通常のアプリケーションのインストールと同じように指示に従ってゆくだけで、インストールが完了します。
インストールが完了したあとは、同期するフォルダを設定します。
「同期フォルダの追加」を選択して、 ウィザードにしたがって同期フォルダを追加します。
これで、そのフォルダは自動的にサーバ側と同期しますので、他のオンラインストレージと同様に使うことができます。
私が気に入っているのでは、Linux版があることです。DropboxもLinux版がありますが、どうしてもスペースが2Gとかになっています。ウェブの開発などでLinux環境でも使えるものはないかなを調べていたら、これを見つけました。
ロリポップのディスクスペースも余裕があるし、共有SSLもあるのでこれを実装できればと思い作業してみたらうまくいったので、いまは結構有効活用しています。
ロリポップでもowncloudを利用してプライベートクラウド環境を作ってみませんか。