IEも最近は高速化されているらしい。

遅くて、重いブラウザの代名詞となっているIEですが、最近は改良が重ねられてスピードアップされているようです。

IEは“動作が重い”というのが従来の常識でした。しかし、今年2月に登場したWindows 7用のIE10は、ホームページの表示が約20%高速化することをマイクロソフトが公表。Googleのブラウザー「Chrome(クローム)」との差を縮めています。編集部で行ったテストでも同様の結果が得られました(図1、図2)。

最新版のIE10は約25%も性能アップ!

図1 IE10とIE9、Chrome最新版を図2のサービスでテストした。数値が大きいほど性能が高い。IE10はIE9に比べて約25%性能が向上し、Chromeとの差を縮めている。[注]

[注]Javaスクリプトや描画などの性能から数値を算出しています。数値は使用するパソコンによって変わります

ちなみに、操作画面は従来とほぼ変わらず、セキュリティ面での機能強化も図られています。何より、慣れ親しんだブラウザーを乗り換えなくても済むのがメリット。「お気に入り」なども継承されるので安心です(図5)。

このような結果を見ると、まだGoogle chromeなどと比べると遅いようですが、だんだん高速化されてきているのがわかります。

まだまだGoogle chromeには追いつくことはできないでしょうが、IEはWindowsデフォルトのブラウザということで使っている人も多いでしょう。

コンテンツの閲覧環境としては、無視できないIEが使いやすくなってくるのは制作者にとってもうれしいことです。

最近は、スタイルシートやHTMLの解釈の癖も少しずつ減ってきているように聞きますので。このまま速いブラウザをめざしていただきたいと思います。

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