ヤフーがイー・アクセスの買収と中止。いよいよMVNOにソフトバンクも参入する準備が整ってきたということでしょうか

5月19日ヤフーが発表していた、イー・アクセスの買収を取りやめるというニュースが飛び込んできました。ここまでの文脈では、Yahoo!がキャリアを傘下にもつことで、統合的なサービスを提供できるということでしたが・・・。

今回のニュースは、アスキーではこのような記事になっています。

ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましいとの結論に至ったという。

イー・アクセスはウィルコムとの合併は予定通りに進められ、後日、ワイモバイルが誕生するが、ヤフーはイー・アクセスを買収するのではなく、協業の形でかかわる。

ヤフーのイー・アクセス買収発表時には、「ネットの生み出す楽しさ・便利さをみんなの手元に届ける」というコンセプトを掲げ、インターネットサービス会社であるヤフーが通信キャリアに参入する日本初のインターネットキャリア事業「Y!mobile」の展開をうたっていた。ヤフーは今後、「Y!mobile」で実施する各種取り組みをソフトバンクモバイルで展開することも視野に入れ、ソフトバンクと議論を開始する。

先日のAUのMVNO参入の正式発表やNTTdocomoのMVNOへの回線卸売業などを見ていると、こちらの方がもうかりそうな匂いがしたのではないでしょうか?Yahooにキャリアを任せると、一体サービスが主力となるので、そこで所有している回線は卸売されにくくなると思います。

そうならば、Yahoo!自体はキャリアフリーでどこのキャリアやMVNOを使っても利用できるサービスしたほうが、利益がでると踏んだのではないでしょうか?
これからMVNO事業者が増えてくると、いままでの3キャリアでの戦いのように、相手の出方をみて決めるということがやりにくくなるのではと思います。

そして、ソフトバンクモバイルとイー・アクセスがまとまって回線を卸売すれば、回線そのものも有効活用できるので、このニュースは、ソフトバンクのMVNO参入の布石になっているのではと感じます。

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