アスキーが「スマホ普及拡大の勢いに陰り!?」といよいよ地に足がついた戦略が。

JEITAが、国内のモバイル通信機器の出荷状況を発表したようです。このデータを見ると、スマホブームもひと段落をいう感じです。

アスキーかこの内容を記事にしていますが、スマートフォンの出荷台数が、前年比で6割程度になっているようです。昨今は、スマホの出荷量が急激に伸びていたのでその反動というのもありますが、この傾向をみると国内のスマホの利用台数の上限は、この辺りに落ち着いてくるのかもしれません。

記事としては、以下のようになっています。

電子情報技術産業協会(JEITA)は19日、携帯電話(フィーチャーフォンとスマホ)と公衆用PHSを合わせた移動電話の6月の国内出荷実績を発表した。6月の出荷台数は5カ月ぶりに200万台を回復したが、前年同月比は90%と2カ月連続のマイナス成長だった。

6月の移動電話国内出荷実績
6月の移動電話国内出荷実績

スマホの出荷台数は112万4000台で、昨年12月から6カ月ぶりの100万台となったものの、前年同月比は61.3%で5カ月連続マイナス成長となっている。移動電話に占めるスマホの比率は、昨年5月から12月まで5割を超えていたが(13年9月を除く)、今年に入ってからは5割を切った。フィーチャーフォンのほうが売れている月が5カ月続いたが、6月はわずかながらスマホがフィーチャーフォンを上回った。

移動電話国内出荷実績の推移
移動電話国内出荷実績の推移

JEITAが4月に公開した「移動電話に関する市場調査報告書~スマートフォンシフト一巡と高速通信環境拡大から見えてきた今後の展望~」では、スマホ市場は横ばいに推移しつつも、格安スマホの登場で市場が活性化され、再度、拡大傾向に変化する可能性も予想された。しかし、今回の6月の国内出荷実績をみる限り、スマホ普及拡大の勢いに陰りが感じられる。

移動電話に占めるスマホ比率の推移
移動電話に占めるスマホ比率の推移

これからMVMOなどを利用してスマホの利用を始める人も多いかと思いますが、1人で2台、3台利用している人が増えても実質的な利用者は、1人ですのでその1人に向けたサービスを提供できるかの戦略の重要性が高まってきているように感じます。

いままでは、「スマホブーム」の流れの中で戦略性が高くないサービスでもそれなりに運営できていたものも多いと思いますが、今後はそれらのサービスの勝ち負けも決まってゆくのだと思います。

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