VPNという言葉も一般化?でも、こんなこともサービスかできるのか。
VPNといえば、セキュリティに厳しい場所へアクセスするときに専門家が使う技術というイメージがありました。最近は、中国からFacebookを使ったりする方法でVPNを使うものも増えています。
そんな中、自宅の中を監視するための方法としてVPNを使ったサービスが始まるようです。
インターネットウォッチでは、そんなサービスをこのように伝えています。
ニフティ株式会社は28日、室内環境見守りサービス「おへやプラス」モニター版の提供を開始した。最大200人の一般テストモニターと、事業者などの団体テストモニターを募集している。募集期間は9月17日まで。
温湿度センサーとして、株式会社グラモのiRemocon Wi-Fiを採用。部屋に設置することで、温度や湿度といった室内環境に関する情報を専用のスマートフォンアプリでチェックできる。また、あらかじめ設定した温度や湿度になった際にプッシュ通知を受け取れるほか、グラモが提供するiRemocon Wi-Fiの専用アプリを使用することで、赤外線対応のエアコンや家電を遠隔操作することもできる。
外出先や遠方でもモニタリングできるため、離れて暮らす高齢の家族の室内環境を見守り、季節の変わり目など寒暖差の大きい時期に適切な温度管理を促したり、留守番する子供やペットがいる部屋の環境を外出先から見守る、あるいは訪問介護事業で訪問先の室内環境を見守るといった利用シーンが挙げられるとしている。
おへやプラスは、ニフティの家庭向けVPNサービス「スマートサーブ」を利用しており、小型の専用機器(サービスアダプター)と温湿度センサーを自宅のインターネット環境に接続することで、VPN環境を通じて室内環境データをセキュアにやり取りする仕組み。VPNにはL2VPNを使用している。
「おへやプラス」利用ネットワーク図
「スマートサーブ」用のサービスアダプター
モニター申し込みは、無料で登録できる「@nifty」会員を対象としているが、温度・湿度センサーを接続するためのインターネット回線は@niftyの接続サービスでなくても可能。専用アプリの対応OSは、iOS 7以降のiPhone5/5s/5cか、Android 4.1.1以上。モニター期間は1年間。モニター内容は、室内環境データの確認機能とプッシュ通知に関するアンケートに複数回回答することとなっている。
利用料金は、スマートサーブ、おへやプラスモニター版ともにモニター期間終了まで不要だが、期間終了後も利用する場合はスマートサーブの月額基本料金300円(税別)に加え、おへやプラスの月額基本料金が別途発生する。モニター結果を反映した「おへやプラス」正式版は、2014年11月提供開始予定。
記事にも書いてあるとおり、高齢者の見守りやペットの状態監視を想定したサービスのようですが、他にも温度や湿度の管理が必要な環境(サーバールームやビニールハウスなど)では、結構有効なのかもそれませんね。
このよううに考えてゆくと、他にもいろいろ使い方が考えられるのではないでしょうか。