NTTドコモが「MOOC」を提供するサービスを開始。日本語なので、普及する?
NTTドコモは、大規模オンライン講義「MOOC」を提供するサイト「gacco」を開設しました。「MOOC」は、海外では一流の大学講義を無料で受講できるとして話題の仕組みです。
NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアは、大規模公開オンライン講義(MOOC)を提供するサービス「gacco」(ガッコ)を開設し、受講生の募集を開始した。講義は4月14日から順次開始される。
「gacco」Webサイト
ハーバード大学やMITなどの著名な大学が、この枠組みを使っていますが、大学によってアプリケーションプラットフォームが異なるようです。このNTTドコモの「gacco」も多分、それらとは異なる仕組みなのでしょう。日本語で学べる仕組みがあるというのは、うれしいことですが「独自色」を出すあまり「ガラパゴス化」してしまわないかが気になるところですね。
「gacco」は、大学教授陣による本格的な講義を、年齢や学歴を問わず誰でも無料で受けられるWebサービス。一般にMOOC(Massive Open Online Courses)と呼ばれているタイプのサービスで、大規模でオープンな講義を提供し、条件を満たした修了者に修了証を発行する教育サービスとなっている。「gacco」ではNTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが共同でサービスを提供し、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が講師の推薦やサポートを行う。
2月3日から募集が開始されるのは3講義で、4月14日に開講するのは、東京大学・本郷和人教授の「日本中世の自由と平等」(反転学習コースあり)、5月19日に開講するのが慶應義塾大学・村井純教授の「インターネット」、6月16日に開講するのが早稲田大学・栗崎周平准教授の「国際安全保障論」となっている。
このほか、7月に開講するのは北海道大学・重田勝介准教授ほかによる「オープンエデュケーションと未来の学び」。夏以降も、服飾(文化学園)、文化(国際教養大学、立命館大学)、マンガ・アニメ・ゲーム論(明治大学)、経営入門(グロービス経営大学院)、俳句(大手前大学)、化学生命工学(関西大学)、統計学(大阪大学)、経済物理学(広島大学)、未定(京都大学、九州大学)など、幅広い種類の講義が予定されている。
動画で学習、一部講義は対面型コースに発展も可能
一般教養に近いものもありますが、経営や統計、経済物理など、実際の仕事などにも役立ちそうなもも結構ありますね。
海外のものだとMBAに関係するような科目も結構あるようなので、そのあたりの科目が増えてくるとまた、受講者の広がりがでてくるのかもしれません。
受講生は、スマートフォンやタブレット、パソコンを利用し、10分程度の講義動画を1週間に10本前後視聴して学習する。ほかの受講生と掲示板を通じてディスカッションができ、進行に応じて選択式のテストや記述式のレポートを提出する。レポートは受講生同士で相互採点も行う。講義には4週間など受講期間が設けられており、最終テストに取り組むなどして修了条件を満たすと「修了証」が発行される。今後、「gacco」の修了証をキャリアの証明として活用できるよう、企業や大学に働きかけていくという。
スマートフォンで講義をみることができるのは、うれしいですね。忙しい人は、夜間大学院に行く時間がないために勉強の機会を逸していることもあると思います。そのような人でも、通勤や昼食などのちょっとした時間に参加できるような仕組みになるのだったらうれしいですね。
わたしは、一度登録してみようかな。