WindowsXPまだまだ使われているようです。
先日、サポートが終了したWindowsXPですが、結果的にはまだまだ使われているようです。日米での状況を伝える記事を見つけましたのでご紹介します。
アメリカのWindowsXP利用状況
CNET Japanでは、このような現状を報告しています。これはアメリカの状況ですね。
IBM傘下のFiberlinkによると、企業の約40%が依然として「Windows XP」を使用しているという。このうち大手銀行2~3社がかなりの割合を占めている。FiberlinkはATMについて調査していないため、今回のデータはあくまでPCやノートPCを対象としたものだ。 上記の大企業を除くと、全体の約25%程度の企業がWindows XPの使用を続けている。
銀行が、最新のサーバ等で演算をすすめる金融取引の領域と街の支店などで使われる端末があると思いますが、支店などの端末には、まだXPがあるということですね。ATMを調査外としてますが、ATMはオンラインシステム全体にかかわる要件ですので、もっとXP比率は高いかもしれませんね。
また、航空および電力会社も大量のXPを使用している。 http://japan.cnet.com/news/service/35046584/
「航空や電力」これらも重厚長大産業ですね。自社で取り扱っている製品寿命が長いので、PCなどの製品陳腐化のスピードについていけないのでしょうか?それとも、単純に意思決定のスピードが遅いだけなのでしょうか。
地方公共団体でのWindowsXP利用状況
翻って日本ですが、まだ公共領域では、WndowxXPが残りそうな雰囲気です。
地方公共団体が保有するPC約204万台のうち、サポート期間終了後も業務で引き続き使用するWindows XPを搭載したPCは約26万5,000台に上るという。 http://news.mynavi.jp/news/2014/04/14/132/
約10%強は、このままWi ndowsXPを使い続けるようです。ある種のサービスやプログラムはWindowsXPでした動かないというものもあったかと思いますが、なぜここまで引っ張るのでしょうか?多分、Windows95がなくなるときにも同様の動きがあったはずなのですが、それを学習しなかったのでしょうか? でも、この現象を考えるとクライアントにアプリケーションを入れる形は減って、クラウドでサービスを利用する形がより一層進みそうですね。