1万円ちょっとでスマホが買える?低価格スマホの波はここまで届く?

Googleは、低価格スマホとしてAndroid Oneというものを発表していましたが、今回この基準にのっとったものがインドから発売されるようです。

そして価格は、どうも1万円ちょっとで買えるものになるらしいのです。日本で、この価格でSIMフリーならばもっと普及しそうな価格帯です。

アスキーが記事にしていますので、紹介します。

新興国向けの廉価な端末に適した、Androidプラットフォーム「Android One」搭載の初のスマートフォンが9月15日、インドで登場した。

インドMicromaxの「Canvas A1」。ミドルクラスのスマホが1万円強

Android OneはGoogleが6月に開催した自社イベント「Google I/0」で発表されたAndroidのバージョン。Android 4.4(KitKat)をベースとし、音声コマンド、Google設計インターフェースなどの機能を持つ。

共通のリファレンスデザインを利用して、ハードウェアメーカーは低コストでハードウェアを作成できる。リファレンスデザインはクアッドコアプロセッサ、microSDカードスロット、デュアルSIMカード、取り外し可能なバッテリー、背面とフロントのカメラなどの特徴を持ち、高性能を低価格で実現できるとしている。

リファレンスデザインを用いることで、コストをおさえる

またOSは遠隔からアップデートを行なうことで、最新のものを利用できる。アプリは、Google製アプリのほか、Google Playからも入手可能。新興国市場はMozillaの「Firefox OS」なども狙っているが、Android OneはGoogle製アプリと高性能ハードウェアで差別化を図る。

初のAndroid OneスマホはインドのMicromax(「Canvas A1」)、Karbonn(「Sparkle V」)、SPICE(「Dream Uno」)の3社から提供される。共通スペックとして、4.5型ディスプレー、1GBメモリー、5メガピクセルのメインカメラと2メガピクセルのフロントカメラを持ち、MediaTek製クアッドコアプロセッサを搭載する。Android 4.4.4を搭載し、GSM/W-CDMAに加えてWi-Fi、Bluetooth、A-GPSにも対応する。価格は6399ルピー(約1万1200円)から。

ユーザーのデータ通信コストを抑えるため、地元オペレーターのAirtelのSIMユーザーは、最初の6ヵ月間はAndroidアップデートのためのダウンロードを無料で利用できるという。また、Google Playからのアプリダウンロードについては200MB分が無料になるという。

インド市場向けのアプリとして、鉄道予約、クリケットの試合結果がGoogle Nowに表示されるほか、一度閲覧した動画をデータ通信料金なしに再度閲覧できる”オフラインYouTube”を用意した。FMラジオも搭載する。

インド市場では、8月にMozillaがIntex TechnologiesとSPICEの2社とともにFirefox OSスマホをローンチしている。こちらは価格は33ドルからである(関連記事)。

Googleは合わせて、パートナーにパナソニック、HTC、Acer、Lenovoなどが参加したことを発表した。Android/Chrome開発トップを務めるGoogleのSundar Pichai氏は、「間もなく追加の展開国とパートナーを発表する」と語っている。

Android One

スペック的には、最新のものと比べて抑え目になっているようです。しかし、ライトユーザーであれば、このレベルでも十分使えるのではないでしょうか。パソコンもオフィスソフトとメールとネットが使えればよいという層には、それほどハイスペックな機器でなくても良いというように、使い方によって購入するスマホも変わってくる切っ掛けになりそうな予感がしています。

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