OpenBSDって知っていますか?
OpenBSDって知っていますか?サーバに使われるOSとしてはLinuxが非常に多くなっています。UNIXの流れをくむOSとしてはこのOpenBSDも似たような流れの中にいます。
実際レンタルサーバ事業者の中にはこちらを使っている事業者もいたりします。そのOpenBSDの新しいバージョン「OpenBSD5.6」が発表されたようです。
マイナビで記事にされているので紹介します。
OpenBSDプロジェクトは「OpenBSD 5.6」において、OpenBSDの最新バージョンとなる「OpenBSD 5.6」のリリースを伝えた。「OpenBSD 5.6」の大きな特徴としては、LibreSSLがベースシステムにマージされた点を挙げることができる。LibreSSLはOpenSSLから派生したTLS実装。よりシンプルでセキュアな実装を目指しており、今後ほかの*BSD系オペレーティングシステムやUNIX系オペレーティングシステムにも普及する可能性がある。
その他の変更点としては、古くなったハードウェアに対するサポートが廃止された点、不要になった実装の削除などが進められた点も注目される。加えて、新たなハードウェアサポートの追加、ドライバのアップデート、ネットワークスタックの改善、インストーラの改善、ルーティングデーモンの改善、ユーザランドにおけるネットワーク関連機能の改善などが実施されている。
OpenBSDプロジェクトは6ヵ月おきにリリースエンジニアリングを実施しており、5月と11月に最新版をリリースしている。セキュリティに対する意識の高い開発コミュニティおよびユーザーを抱えており、特に高いセキュリティが要求されるシーンで採用される傾向が見られる。
この記事でも触れられているとおり、OpenSSLのセキュリティホールが見つかった後、後継のSSLパッケージの開発がスタートしていますが、その中の一つであるLibreSSLが組み込まれたのは興味深いです。
もし、この実装がうまく機能しているとLinuxなどにも移植されてくるのかなと感じますし、その結果セキュリティレベルが高くなればよいのかなと感じます。