Skypeも少しずつ進化しているようです。
Skypeといえば、一時期はメッセージングツールとして一世を風靡しましたが、マイクロソフトに買収された以外に話題は少なくなっていました。
そんな中あたらしい動きがいくつか出てきたようです。まず一つ目はインターネットウォッチで紹介していますが、Skypeのブラウザバージョンが提供されるようになるとのことです。従来のSkypeは、クライアントソフトをインストールするのが必須であり、そのために利用しにくかったケースもあったと思います。そんな方でも利用しやすくなるようです。
米Microsoft子会社のSkype Communications SARLは14日、クライアントソフトやアプリを必要とせず、ブラウザーだけで動作することを目指す「Skype for Web」のベータ版テストを開始したことを発表した。
現時点では小さなプラグインのインストールが必要だが、将来的にはブラウザーだけで動作する。
対応環境は、Windows上ではInternet Explorer 10以上またはChrome/Firefoxの最新バージョン、Mac上ではSafari 6以上となっている。
Skype for Webは「Skype.com」にサインインするだけで利用できるようになる。Skypeのクライアントソフトを利用しているのと同じように、インスタントメッセージと音声・動画通話が可能だ。連絡先や最近のチャット履歴も閲覧できる。
細かいバグや実装の不足などもある状況のようですが、近く正式版がリリースされるようです。
このほかには、マイクロソフトの企業向けメッセージングソフトウェアのLyncが名前をSkype for Businessに変更されるというものです。基本的にはLyncの機能のままSkypeの名前に変更するのがベースになるようです。
しかし、oneDriveなどと同様に、部分的には共有される部分も出て来ると思いますので、注目してみたいと思います。
米Microsoftは11日、企業向けのコミュニケーションツール「Lync」について、次期バージョンで名称を「Skype for Business」に変更すると発表した。次期バージョンは2015年上半期にリリース予定。
クライアント、サーバー、Office 365上のサービスはいずれもSkype for Businessとなる。機能面では、現在のLyncの機能はすべて継承するとともに、他のアプリケーション利用中にアクティブな通話を表示するSkypeのコールモニター機能を追加。デザインにもSkypeと同様のアイコンが使用される。
Skype for Business
Lyncは、Microsoftがそれまで「Office Communications」として提供していた、インスタントメッセージング、音声・ビデオ会議、IP電話などのユニファイドコミュニケーション機能を、2010年に統合したブランド。2014年2月には、LyncとSkypeの連携をさらに強化することを発表していた。
実際に提供されるようになるのは少し先ですが、IP電話を含むメッセージングサービスも新しい動きが出てきそうですね。