近い将来、この出来事が大きい意味を持ってきそうな気がする。
ソフトバンクグループのモバイル関連の事業が再編されました。それだけ見ると、重複した部分の効率化かな?などと感じます。
ブランド名それほど変化があるように見えません。しかし、このことが大きい影響力を持ってきそうです。どのようなものかが記事になっていましたので紹介します。
ソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社の4社は、4月1日に合併することを4社の取締役会で決議したと発表した。
ソフトバンクモバイルは「ソフトバンク」ブランドで移動通信サービスを、ソフトバンクBBは「Yahoo! BB」ブランドでブロードバンドサービスを、ソフトバンクテレコムは固定電話やデータ通信などの通信サービスを、ワイモバイルは「Y!mobile」ブランドで移動通信サービスをそれぞれ提供している。
これら既存サービスのブランド名は維持し、移動通信サービスは「ソフトバンク」「Y!mobile」の2ブランドで引き続き提供するほか、現在各社が提供中のサービスは継続して利用できるという。
合併はソフトバンクモバイルを存続会社とする吸収合併方式で行われ、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルは解散。合併後の商号は「ソフトバンクモバイル株式会社」で、代表取締役会長に孫正義氏、代表取締役社長に宮内謙氏が就任する。
合併により、各社が有する経営資源を集約し、国内通信事業の競争力を一層強化するとしている。また、ソフトバンクグループ各社と連携し、IoTやロボット、エネルギーなどの分野でも事業拡大するという。
現在、KDDIは、ケーブルネットワークと光回線、モバイルを複合させたサービスを提供しています。ドコモもNTT本体と連携して同様のサービスを始めようとしています。そこに対抗する場合別会社ではスピード感が出ないということなのでしょう。短期的には、そのような類推ができますが、今後はこのようなことだけでなく、総合的なソリューションとして法人向けのサービスを強めていくための布石なのではないかと感じます。ソフトバンクは、CMが目立っているのでコンシューマ向けの会社のイメージですが、もともとは法人向け商社ですのでそのDNAを生かして法人向けビジネスでの影響力を高めてゆこうとするための布石ではないでしょうか。