古いバージョンのIEのサポートが終了。対象者はアップデートしたほうがよさそう。
マイクロソフトは、古いバージョンのIEのサポートを終了するとアナウンスしていましたが、その期日が1月12日とせまってきまし
た。トレンドマイクロが利用しているIEのバージョンについて調査したところ対象となるバージョンを使っている人も少なくない人数がいるようなので確認してみたほうがよいかもしれませんね。
Microsoftが古いバージョンのInternet Explorer(IE)のサポートを1月12日(米国時間)で終了するのを前に、IEのバージョンアップを促す告知をトレンドマイクロ株式会社が行った。
これまでMicrosoftでは、Windows各OSリリース時に搭載していたバージョンから最新バージョンまですべてのバージョンのIEをサポート対象としていたが、2014年8月のサポートポリシー変更により、1月12日に提供するセキュリティパッチをもって、各OSに対応する最新バージョン以外のIEについてはサポートを終了する。
Windows各OSに対応するInternet Explorerの最新バージョン
改ざんされたウェブサイトや不正広告を介してブラウザーやFlash、Javaなどの脆弱性を攻撃するエクスプロイトツールキットでは、毎年2~3個のIEに関する致命的な脆弱性が攻撃可能になっているという。こうした脆弱性に対し、MicrosoftではIEのセキュリティパッチを提供しているが、1月12日以降、最新バージョン以外には提供されなくなる。
例えば、Windows 7で利用できるIEの最新バージョンは11だが、トレンドマイクロが同社製品を使用する個人ユーザーを対象に行った調査では、Windows 7でIE 8/9/10を利用しているユーザーが計6%存在した。IE最新バージョンの使用率が高いことが分かったものの、絶対数でみればリスクは低くないと指摘している。
国内のトレンドマイクロ製品個人ユーザーにおける、使用Windowsバージョンの割合。すでにサポート終了したWindows XPは1.1%、1月12日(米国時間)でサポート終了するWindows 8は0.5%
Windows 7における使用IEバージョンの割合