ITアウトソーシングを整理してみる
ITアウトソーシングやクラウドコンピューティングなど、バズワード的なものも多いですが、アスキーで整理されていたのでちょっと紹介してみます。
よりよいクラウド選びのためにITアウトソーシングを知る
http://ascii.jp/elem/000/000/819/819177/
元来、人間とコンピューターは相性が悪い。人間は「高速な計算能力」や「大量のデータ記憶(記録)能力」といったリソースを利用する手段としてコンピューターを開発した。だが現実には、そのコンピューターを動かし維持管理するための対価として、高いスキルを持った人的リソースを大量に投入することを余儀なくされた。
その課題を解決すべく、この40年間、人間とコンピューターの関係を切り離し、コンピューター・リソースだけを享受できるようにするべくさまざまな手法が試されてきた。その一つが「ITアウトソーシング」である。ITベンダーにコンピューター・システムの運用管理を外部委託することで、企業は自ら人的リソースを投入する負担から解放される。
しかし、実際にITアウトソーシングの利用が進むと、今度はアウトソーシング先のITベンダーを管理するノウハウが必要となった。そしてこの面倒なITベンダー管理自体も外部委託したいという発想が、クラウド・コンピューティングにつながったと言っても過言ではない。クラウド・コンピューティングの登場によって、利用者はITベンダーの管理からも解放され、ようやくコンピューター・リソースの利用だけに専念できるようになったのである。
最初は、単純なアウトソーシングとして展開されていたと思いますが、ここ10年では様々な呼び名で類似するサービスが展開されているのがわかりますね。
クラウドのブームに便乗してか、最近はさまざまなITアウトソーシング・サービスに“クラウド○○”と名付ける風潮もあるようだ。だが、そのサービスが「個別見積もり」料金で提供されている時点で、クラウドを名乗るのは無理があると言えるだろう。本来、クラウド・サービスでは料金体系も標準化されているべきだからだ。
クラウドは、使いやすい言葉として様々に使われてきています。ちゃんと分けて使っていることは少ないなあと感じます。