飲食業界は、気になる?飲食関連の検索キーワード動向が発表
飲食業界は、日々の販促活動が売上に結びつく業種でもあります。駅前や繁華街などでは、チラシ配りも多く行われています。その飲食関連の検索キーワード動向が発表されています。
何かを食べたい、飲みたい、あるいは作りたいと思った時、ネットで情報を探す……。飲食業界関連の検索キーワード(飲食系ワード)がどのように検索されたかを通じて、飲食業界のトレンドを振り返る。
Google(グーグル)は9日、日本国内の2013年上半期の飲食業界関連の検索キーワード動向を発表した。レポートは、2013年1月1日~6月30日の、Googleの検索エンジンにおける検索ボリュームをもとに作成された。ここでいう飲食系ワードとは、Googleが「飲食」市場・業種に分類しているキーワード。例:外食/レストラン、カフェ、チェーンレストラン企業名、内食・中食/レシピ、宅配サービス企業名。
レポートによると、飲食系ワードの検索ボリュームは2008年以降上昇し続けており、2013年上半期は前年同期比+18%となった。外食系ワードの検索ボリュームは同+20%、内食・中食系ワードの検索ボリュームは同+14%だった。
飲食業界では、注目しておいたいいデータかもしれませんね、Googleのデータということで、いまのオンラインでの動向を大枠では正しく追っていると思われます。
そういう意味では、外食関連ワードの検索ボリュームが増えている割合の伸びが大きいということは、外食をしようとする人が徐々に増えてきているのかもしれません。
スマートフォンなどのモバイル端末からの飲食系ワードの検索ボリュームは2010年から上昇傾向にあり、2013年上半期は検索全体の67%に増加した。外食系ワードのモバイル端末からの検索は検索全体の70%、内食・中食系ワードは62%を占めるまでに伸長した。外食系ワードの検索でモバイル端末が多用されるのはうなずける。
検索カテゴリーについて見ると、外食系ワードで最も検索ボリュームが多かったカテゴリーは「ファーストフード」だった。また「寿司」関連は、対前年比+32%の伸び率で高い成長を示した。内食・中食系ワードでは、「レシピ」の検索ボリュームが多い一方、「宅配・弁当」も同+23%と伸び、ピザや弁当などが多く検索された。やはり外食系/内食・中食系の別と、カテゴリーとの相関は自然だ。
この結果を見ると、外食は自宅などで念入りに調査して選択するというより、モバイル環境などでその場の流れから飲食店を決めているという傾向があるように見えますね。
飲食店では、パソコンでクーポンを提供してプリントアウトしたものを持参してもらうという流れが多かったように思います。しかし、これからはスマホファーストで販促活動を考えた方が良いかもしれませんね。
ワードランキングでは外食系ワードの検索が伸びるなか、「クックパッド」が1位となり、前年に比べての伸び率も高い。
クックパッドはレシピサイトの中では、デファクトになりつつありますね。コンテンツの企画力や簡単なレシピが多くあるという利用者目線に立ったコンテンツが人気なのではと感じます。
内食・中食系ワードでは、「ほっともっと」や「ドミノ・ピザ」などの検索が伸び、寿司チェーンの検索も増加傾向にある。
ちょっとした贅沢の代表格である、ピザやすしチェーンの検索キーワードが増えてきているという動向も、消費意欲というのが少しずつ増えてきているのではと感じますね。
ランキング全体では「パンケーキ」が目立ち、パンケーキを提供する店舗名や「地域+パンケーキ」という検索で複数ランクインした。
パンケーキ。話題のワードですね。表参道などでは、増えているとテレビで放送されていますが、自分の住んでいる場所で食べられる場所を探しているでしょうか。
このような外食などでの検索キーワードが増えている検索動向を見ていると、アベノミクスではないですが徐々に景気が良くなってゆくような雰囲気を感じることができそうですね。
飲食業界に携わる人にとっては、興味深いデータになるのではないでしょうか。
RDDTODAY