セールスフォースがマイクロソフトオフィスとの連携を強化するようです。
CRMなどのWebサービスを提供しているセールフォース・ドットコムは同社のイベントでマイクロソフトオフィスとの連携を強化してゆくと発表をしたようです。
その内容をアスキーが記事にしているので、紹介します。
セールスフォース・ドットコムは現在開催中の「Dreamforce 2014」において、マイクロソフトとの戦略パートナーシップ強化に基づく新しい共同ソリューション、および、新しいアナリティクスプラットフォーム「Wave」を発表した。
新しいマイクロソフトとの共同ソリューションは、「Salesforce1 for Windows」、「Salesforce for Office」、および「Power BI for Office 365/Excel」とSalesforceの統合、という3点。
まず、モバイルデバイス向けのアプリプラットフォームであるSalesforce1が、iOSやAndroidに続いてWindows 8.1ベースのモバイルデバイスにも対応する。Salesforce1 for Windowsアプリは、2015年後半から一般提供開始の予定。
また、Salesforce1や「Salesforce Files」と、「Microsoft Office」「Outlook」「SharePoint」「OneDrive for Business」の統合を強化していく。これにより、SharePointやOneDrive上のファイルにSalesforceプラットフォームを介してアクセスしたり、Outlook環境からSalesforce上の情報に直接アクセス、管理したりすることができるようになる。これらは2015年前半の一般提供開始を予定している。
さらに、SalesforceとExcelの間で双方向にデータをロードすることが可能になり、レポートの作成やビジュアル化、「Power Query」による検索などが容易になる。Excel向けSalesforceアプリケーションは、2015年前半に一般提供を開始する。
新しいクラウド型のアナリティクスプラットフォーム「Wave」も発表された。ビジネスユーザーによる利用を念頭にデザインされたWaveは、膨大なデータへのアクセス、直感的なデータのフィルタリング、ビューのカスタマイズなどを容易にできる。また、Wave APIやコネクタを介してSAPやOracleなどサードパーティの構造化/非構造化データソースにもアクセスし、データのマッシュアップを構築したり、Salesforce1アプリに埋め込んだりすることができると説明している。
Wave Analytics Cloudは、10月より英語版の一般提供を開始し、他の言語版も順次提供される。それに合わせ、iOS/Android版のWaveモバイルアプリの提供を開始し、他のモバイルOSも順次サポート予定。
クライアントベースのオフィスと連携するのは、セールスフォースのデータを取り込んで分析するなどイメージがしやすのですが、SharePointとの連携などではどのようになるのでしょうか?これからのクラウド化の流れを考えるとオンプレミスのSharePointだけではなく、office365ファミリーのSharePointOnlineと統合されると、より便利に効果的に使えるようになるのではと感じます。