KDDIやGoogleが共同で海底ケーブルを敷設。基本は有線接続を感じる瞬間

KDDIやGoogleなど複数の会社が共同で、海底ケーブルを敷設する投資をすることを決定したようです。現在、Googleの検索を使ったり、Facebookを使ったりしているときには忘れてしまっている。「インターネットは物理的につながっている」ということを思い出せてくれます。

今回は、60TBというスペックの海底ケーブルを敷設する予定のようです。そのことを、アスキーでは、今回のニュースをこのような記事にしています。

KDDIは、中国の「China Mobile International」と「China Telecom Global」とGoogle、そしてシンガポールの「SingTel」、マレーシアの「Global Transit」らと共に、総建設費約306億円(3億ドル)を投資し、日本とアメリカを繋ぐ光海底ケーブル「FASTER」の共同建設協定を締結し、さらにNECとの間でFASTERのシステム供給契約を結んだ。なお、KDDIの海底ケーブルの歴史は古く、太平洋横断ケーブルであるTPC-1の運用開始から今年で50年を数える。

「FASTER」とは、日米間を直接結ぶ総延長約9000kmの光海底ケーブルで世界最大規模の初期設計容量60Tbpsを実現しているとのこと。運用開始は2016年度第1四半期を予定している。

日本側は、千葉県にある千倉第二海底線中継所と、三重県の南志摩海底線中継所の2ヶ所に陸揚げ、既存の海底ケーブルとシームレスに接続し、アメリカ・アジア方面への国際通信のハブとして機能する予定だ。

KDDIは、もともと国際通信(電話)の会社でしたので、海底ケーブルの敷設についての歴史が長いわけですが、Googleもこのような事業に取り組むようになってきているようです。Google自体は、ネットワーク上でのサービスを提供するのが基本ですのでインフラ自体を作るということにはあまり取り組んでこなかったように記憶していますが、自社で取り組んだほうが利益が大きくなると考えたのでしょう。

今回は、千葉県千倉に陸揚げされるのですが、実は千葉県は海底ケーブルの陸揚げ拠点としてはとても有名で、いくつものケーブルがこの界隈で陸揚げされて、大手町などにつながっているのです。

これで、GoogleやYpuTubeなどの利用時の反応速度などが改善されたのが実感できたら嬉しいなと思います。

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