25,000円でオフィス搭載のWindows8タブレット?これってすごくお得じゃない。
タイトルのとおり約25000円でオフィスの入ったWindows8タブレットが手に入ります。マイクロソフトもいよいよ本気を出してきたかと思わせる展開です。では、実際の利用感はどうなのでしょうか?
以前のネットブックのように、物足りなさを感じてしまうのでしょうか?アスキーがレポートをしているので紹介します。
税込み約2万5000円でOfficeスイート付きの8型Windowsタブレット、デルのVenue 8 Pro 3000シリーズ。今回は実際に電源を入れて操作感を確認してみた。ベンチマークの数値や操作感はどうなのか、果たして“使える”タブレットなのだろうか。
欲を出せば切りがないが、これはこれで実用的
気になる操作感だが、結論から言えば、8インチWindowsタブレットとして問題なく使える。低価格ゆえか、このVenue 8 Proは本体メモリーがWindows 8.1の下限である1GBしかない。だが、著しく動作が遅いということもなく、通常のWebサイト閲覧であればふつうに操作が可能。WebブラウザもInternet Explorerのデスクトップ版でもアプリ版でも問題なく動作が可能だ。
Venue 8 Proの性能にかかわるスペックは、CPUがAtom Z3735Gでコア数は4。動作クロックは1.33GHzだが、バースト周波数が1.83GHzとあり必要に応じてクロックがアップして動作する。メモリーは前述のとおり1GB搭載する。増設できるような構造になっていないほか、CPUの仕様上からもメモリー1GBが上限となる。
ストレージは32GBのeMMC。フラッシュメモリーを使ったストレージでいわゆるSSDと同じようなものと考えてもよいが、読み書きの速度が遅くなる。それでもHDDのような回転部分が物理的に動く部分がなく、HDDよりは速い。OSの起動からソフトウェアの起動まで比較的早いファイルの読み込みもあって、余裕とはいえないCPUやメインメモリーのパフォーマンスを補っている面もあるだろう。
スタンバイなら起動は一瞬
タブレットなのであまりWindowsの起動や終了を行うことはなく、多用すると思われるスリープに関してはボタンを押してすぐにWindowsのロック画面が立ち上がる。使っていると一瞬ボタンに遅れて画面が点灯することもあるが、一瞬で立ち上がるレベルだ。
なお、スタート画面から再起動をして、ユーザーログオン画面までの時間を測ったところ、合計で約31秒。途中でデルのロゴが出て起動開始するまでが15秒かかった。つまり、シャットダウンした状態から電源ボタンを押して、デルのロゴが出てからログオン画面が出るまでは16秒となった。
電源ボタンはシャットダウンからの起動では、約2秒の長押しで起動する。スリープからの復帰のようにちょんと押す程度では起動しない。鞄の中などで勝手に起動してほしくないなら、シャットダウンして置いておけばよいだろう。
ベンチマークは決して高くない
全体的にロースペックなのは仕方がなく、同クラスのAtomプロセッサー搭載で2GBメモリーのWindowsタブレットよりも一回り下の数値を指している。どちらかといえば、メモリーが1GBとなることに起因する遅さだろう。
ただ、ディスクアクセスの項目だけは高い数値が出ている。物理的な動作がないフラッシュメモリーによるストレージが、メモリーが少ないことによるディスクアクセスの多さという足かせをうまくフォローしている感じだ。
また、そのディスクの速度としてCrystvealDiskMarkで速度を測定してみた。特に細切れのディスクアクセスが多い場合、つまりOSやプログラムの起動時に必要なアクセスが速いことになる。このことが実際に使う上での快適さにつながっていると思われる。
みなさんは、どうでしょうか?値段なりという気もしますが、仕事で使うにはWindowsOSという強みはあるのかなという気がします。いつものオフィス文書の表示が乱れる心配もないですし、メーラーもOutlookをはじめ使い慣れているものが使えそうです。
外出先のプレゼンでは、良いツールになるかもしれませんね。