3.11も4年が経過。同じことが起きてもあわてないように。

今年の3.11でまる4年になります。メディアでもこの4年間についてのドキュメンタリーなどが放送されています。この時期にまとめてではなく、定期的に取り上げる仕組みもほしいなと感じるところです。

実質的な被害が少なかった人でも特に関東圏では、帰宅困難者が多数でました。そんな時の情報収集にやくだつリンクやアカウントを確認しておきます。

国・官公庁・マスコミによるソーシャルメディア

まずは、政府やマスコミなど、主に全国を対象に災害対策情報を発信するアカウントから見ていこう。これらでまず概要をつかみ、後述する地元密着型アカウントを追加フォローするのがおすすめだ。

首相官邸(災害・危機管理情報)

https://twitter.com/kantei_saigai
フォロワー数120万件超。災害対策関連では最も著名なTwitterアカウントと言って差し支えないだろう。震度5強・5弱クラスの地震についての速報のほか、冬場では大雪への注意喚起なども行う。また、危機管理面では海外渡航情報も取り扱う。

内閣府防災

https://twitter.com/CAO_BOUSAI
内閣府の防災担当による公式Twitterアカウント。地震の震度速報のほか、大雨・大雪などが予想された際には、その心構えなどをツイートしている。

総務省消防庁

https://twitter.com/FDMA_JAPAN
防災・救急関連の行政イベント情報などを主に発信。加えて、地震情報の速報なども行っている。また、2014年9月の御嶽山噴火に際しては、被害状況レポートを連日更新していた。

防衛省

https://twitter.com/bouei_saigai
防衛省のウェブサイト更新情報を主に伝える。広報的な側面が強いTwitterアカウントで、災害に関する速報はほぼ行われていないが、災害出動に関しての報告などを読むには便利だ。

海上保安庁

https://twitter.com/jcg_koho
海難救助や領海警備などを担当する海上保安庁が、2014年12月に運用を開始したばかりのTwitterアカウント。ツイート数はまだ多くないが、事故や災害の話題を伝えていくという。小笠原諸島近辺の火山活動で新たに誕生した「西之島」についての話題も豊富。

Twitter Lifeline

https://twitter.com/TwitterLifeline
Twitter社が自ら運営するアカウント。その名の通り、ライフライン情報を専門的に取り扱う。全国の自治体やマスコミが発信する災害情報をリツイートする形で紹介している。「どんなアカウントをフォローしていいか分からない」という場合、真っ先に覗いてみるといいだろう。

tenki.jp Twitter公式アカウント

http://www.tenki.jp/docs/twitter/
日本気象協会のウェブサイト「tenki.jp」関連のTwitterアカウントを一覧できる。主に天気予報を伝える「@tenkijp」はフォロワー数140万人を数え、非常に有名だが、それ以外にも地震専門の「@tenkijp_jishin」や、「@tenkijp_ontake(御岳山)」など、トピック別に数多くのアカウントを用意しているので、上手く使い分けたい。

気象庁

https://twitter.com/jma_kishou
http://www.jma.go.jp/jma/press/1501/27a/twtr.html
気象庁のTwitterアカウントはこの1月に開設されたばかり。プロフィール欄でも説明されているが、基本的に広報を目的としており、防災気象情報を直接的には発信しない。とはいえ、災害への警戒呼び掛けなどは行うとしている。

NHK生活・防災

https://twitter.com/nhk_seikatsu
NHKが運用するTwitterアカウントの1つ。日々暮らす上で役に立つ生活情報のほか、防災・減災関連ニュースなども伝えている。特に荒天予報に伴うツイートが多い。

Yahoo! JAPAN 防災速報

http://emg.yahoo.co.jp/
災害情報を把握するために便利なスマートフォンアプリもいくつかご紹介しておこう。Yahoo! JAPANが提供する「防災速報」は、地震、豪雨、津波などの警戒情報をプッシュ通知してくれる。現在地情報と連動した通知にも対応。

防災情報 全国避難所ガイド

http://www.hinanjyo.jp/
全国10万カ所以上の避難所情報を収録したアプリ。現在地に最も近い避難所までのルートをナビゲーションしてくれる。また、「Lアラート(公共情報コモンズ)」と呼ばれる災害・危険関連情報をプッシュ受信する機能も備える。

地元の災害情報をソーシャルメディアで

テレビでの災害報道の意義は誰もが認めるところだが、その一方で「○○市△△町1丁目の浸水状況」といった超ローカルな情報を伝える手段としては限界もある。そんな時こそ、地元自治体や公共機関のソーシャルメディアを頼ろう。

なお、今回紹介したのは全国に数多あるアカウントのほんの一部。自宅や職場周辺の自治体の公式サイトを一度覗いて、防災関連の情報を発信していないか、確認してみてほしい。

東京都防災

https://twitter.com/tokyo_bousai
東京都総合防災部の公式アカウント。気象注意報・警報などに加え、防災豆知識や関連イベントの話題などを随時発信している。積雪予報が出た日の朝は、鉄道各社の運行状況をリツイートした。

警視庁警備部災害対策課

https://twitter.com/MPD_bousai
警視庁(東京都)による公式Twitterアカウントは広報用・採用用など複数あるが、こちらは災害対策が専門。気象情報、防災に関するミニコラムなどを中心にツイートしている。

東京都港区(災害・緊急対策関連情報)

https://twitter.com/minato_city
市区町村レベルでのTwitterアカウント運用は年々広がっている。港区のTwitterは、大雨や高温注意報の発生時に集中して情報を発信。必要に応じて、区内各所の水位情報を確認するためのウェブサイトなどを告知している。

東京都千代田区 防災 情報提供対策

http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/bosai/johotekyo/
https://twitter.com/chiyoda_city
地方自治体の防災情報発信手段として、ソーシャルメディアと負けず劣らず多いのが「メール」だ。多くの場合、フィーチャーフォンでの閲覧・受信に配慮されており、例えばスマートフォンに不慣れなシニア層などでも容易に利用できる。なお、千代田区ではTwitterも活用中。

仙台市危機管理室

https://twitter.com/sendai_kiki
仙台市ではYouTubeなども含めると50以上のソーシャルメディアアカウントを運用しているが、危機管理室によるものは今年1月に開設された。震度速報、気象警報が中心で、広報的な内容は控えめ。2月上旬には、雪崩による道路通行止めについてもツイートした。

宮城県石巻市役所【災害・防災・減災情報】

https://twitter.com/ishisaigai
https://www.facebook.com/IshiSaigai
石巻市公式の災害関連Twitterは、同じく公式のFacebookページと密接に連動。陸上および海上の気象予報を1日数回のペースで定期的に発信するスタイルとなっている。

大船渡市役所

https://twitter.com/ofunato_city
岩手県大船渡市は人口約3万8000人。100万人都市の仙台市などと比べるとさすがにTwitterの運用規模は小さく、1つのアカウントで生活・観光・防災など多ジャンルの情報を発信している。2月16日には、津波注意報に伴う避難勧告も行われた。

南相馬市防災メール

https://twitter.com/minamisomabosai
自治体による防災ソーシャルメディア運用の実態は、地域によって大幅に異なる。こちらの福島県南相馬市では「防災メール」による発信が主眼で、Twitterアカウントはどちらかというと副次的な存在。

いわき市公式Twitterについて

http://www.city.iwaki.fukushima.jp/koho/018329.html
いわき市の公式Twitterは市政や観光に関するツイートが豊富。ただし、“メディアポリシー”をあらかじめ制定しており、緊急情報の発信も行うとしている。このように、各自治体では記述内容、個別返信の可否、更新時間帯を運用方針として別途明示する例が非常に多い。アカウントをフォローするかどうかの参考にするといいだろう。

大阪市 危機管理室Twitter

http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000182611.html
大阪市では「危機管理室」の名義および管理のもと、防災関連のTwitterを独立させている。普段は気象注意報・警報を伝えている。

愛知県防災局

http://www.pref.aichi.jp/bousai/
愛知県の防災関連行政についてのページ。公式Twitterも運用している。気象関連の速報は少なめで、台風の事後対応報告やイベント告知が比較的多い。

横浜市ソーシャルメディアアカウント一覧

http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/koho/socialmedia/list/
横浜市関連のソーシャルメディアアカウントを一覧できる。「総務局危機管理室」のTwitterアカウントを用意する一方で、区単位のアカウントも開設。中区に至っては災害と区政でもアカウントを分けている。

千葉市公式Facebookページのご案内

http://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/koho/facebook.html
千葉市ではTwitter、LINE@などを活用しているが、こちらは公式Facebookページをまとめたもの。「市役所」および「消防局」が災害関連情報の発信を行うとしている。

旭川市ソーシャルメディア一覧

http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/sm/sm.htm
北海道旭川市も多数のソーシャルメディアに参加。災害関連についてはTwitterとFacebookの双方で情報発信を行っているが、記述内容は若干異なる。Twitterでは、雪害に備えた物資備蓄の風景などを写真付きで紹介している。

広島市ソーシャルメディア一覧

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1398336352111/
広島市安佐北区・安佐南区で大規模土砂災害が発生したのは昨年8月20日未明。広島市公式Twitterでも、それに先立つ豪雨および河川の水位上昇などを伝えた。その後も避難場所の変更、ボランティアセンターの開設、一時避難用住宅の提供といった情報がツイートされた。

鹿児島市 ソーシャルメディア

http://www.city.kagoshima.lg.jp/_1010/_43984.html
https://www.facebook.com/KagoshimaFD
桜島火山で知られる鹿児島市は、主にホームページで防災情報を発信中。Facebookページを数多く開設しているが、防災関連については消防局が担当。普段は、消火活動情報を細かな番地とともに伝えている。

Twitterアラート

https://about.twitter.com/ja/products/alerts
Twitterに実装されている災害情報発信機能。市区町村、警察、消防関連など特別なアカウントから発信された「アラートツイート」が、他の一般的なツイートとは区別されたる形、かつプッシュで通知される。これを受信するには、各ユーザー側であらかじめ設定をしておく必要がある。

さいたま市 Twitterアラートで緊急情報を発信します

http://www.city.saitama.jp/006/014/007/p032600.html
上記「Twitterアラート」の実際の導入例。こちらの説明に従って登録すれば、「さいたま市広報課(@SaitamaCityPR)」が発信するアラートを受信できる。他の市や都道府県のアラートを受信したい場合は、当該アカウントのページから別途手続きを行う必要がある。

災害時情報センターのご案内(Facebook)

http://ja.newsroom.fb.com/news/2014/10/safetycheck/
Facebookでは、大規模災害時発生時の安否確認機能を提供している。災害発生地域にいると見られるFacebookユーザーに対して、安否通知を促すメッセージが表示される。それを受け取ったユーザーは、特定のボタンをタップするだけで簡単に安否を伝えられるという仕組み。「Twitterアラート」とは全く異なる性質の機能だが、覚えておいて損はないだろう。

国土交通省 高崎河川国道事務所

https://twitter.com/mlit_takasaki
役所、警察、消防と並んで、災害対策情報の発信元として存在感を示しているのが、国土交通省の出先機関だ。例えば、こちらの高崎河川国道事務所では、国道の積雪情報を現場写真付きで紹介。大雨時の道路パトロール、さらには通行止めの情報などについても詳しい。

国土交通省 長野国道事務所

https://twitter.com/mlit_nagano/
長野県域の中部横断自動車道、国道18号・19号などを所管する。現在は冬場とあって、道路の除雪状況などを頻繁に伝えている。また、必要に応じて停電などの情報をリツイートするケースも。

国土交通省 山形河川国道事務所

https://www.facebook.com/pages/国土交通省-山形河川国道事務所/584182621690512
山形河川国道事務所ではFacebookページとTwitterを運用中。ウェブサイトの更新告知が中心だが、雪崩に伴う道路交通止めの状況なども発信している。

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