スティーブ・バルマー退任ですか

マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが退任することを発表したそうです。ビルゲイツの後、マイクロソフトを引っ張ってきた人だと思いますが、今回のWindows8の展開は失敗であったという結果なのでしょうか。

 

米マイクロソフト(MS)は23日、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO、57)が12カ月以内にCEO職を退任すると発表した。MSはパソコン用基本ソフト(OS)で一時代を築いたが、スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)など成長分野での競争で劣勢にあり、「デバイス(端末)とサービスの会社」への変革を推進していた。「長期的に変革に取り組める人材」(バルマー氏)に後を託す。

1年以内の退任を発表したマイクロソフトのバルマーCEO(6月、米サンフランシスコ)

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1年以内の退任を発表したマイクロソフトのバルマーCEO(6月、米サンフランシスコ)

後継者選びは、共同創業者のビル・ゲイツ会長も加わった取締役会の特別委員会で進める。

バルマーCEOはゲイツ会長の学生時代からの友人で1980年にMS入り。主に営業を担当し、MSを世界最大のソフト会社に押し上げた。2000年にゲイツ氏から経営トップのバトンを渡された後は、パソコン用OSだけでなく、業務用ソフト「オフィス」や家庭用ゲーム機「Xbox」などの事業も育て、MSの売上高を就任時の3倍以上に増やした。

ただ、ここ数年はスマホやタブレットの普及で主力市場であるパソコンの需要が鈍化。「オフィス」などが収益を支えて業績は堅調なものの、IT(情報技術)業界での存在感が低下していた。

バルマーCEOは声明で「デバイスとサービスの会社への変革の半ばで交代しようとかねて考えてきた。長期的に取り組める新しいCEOを必要としている」と述べた。

後継者は、ゲイツ会長のスピーチライターを務め、業務用ソフト「オフィス」で実績をあげたクリス・カポセラ氏(コーポレート・バイス・プレジデント)ら社内の幹部や、社外の人材から候補を選ぶ形となりそうだ。

バルマーCEOは今年7月、大がかりな組織再編を発表。「ワン・マイクロソフト」を掲げ、管理職の多くを入れ替えた。社内組織が統合され、MSはスムーズに新体制へ移行できる見通しだ。

株式市場関係者から批判されることが多かったバルマーCEO。退任の意向を発表したことを受けて、23日の米株式市場の時間外取引でMSの株価は一時10%近くまで値上がりした。

 

いままでは、引用した記事にも記載されているように、オフィスなどのアプリでの販売に実績を残してきたし、実際オフィス365もマイクロソフトらしいソリューションになっているように感じます。しかし、タブレットのニーズをWindowsでキャッチアップしようとしたところで、ボタンの掛け違いが出てしまったのでしょうか。もしかしたら、Androidを取り込んで企業向けのトータルサービスを提供する方向に行ったほうが良かったのではないかなと感じたりします。

マイクロソフトもここがひとつのターニングぽいんとなのかもしれませんね。

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