「官僚が内部メール誰でも閲覧「グーグルグループ」利用」ってセキュリティ意識はどうなっているのでしょうか?

内部メール誰でも閲覧「グーグルグループ」利用
http://www.yomiuri.co.jp/net/news0/national/20130709-OYT1T01518.htm

これはありえないでしょう。2chなどにも、いろいろ書かれていて、こんな組織にマイナンバーを託すのはいやだ。など言われているようですが、これはお粗末過ぎるできごとではないでしょうか?

Googleグループは、私の記憶が間違っていなければいわゆるMLサービスに近い、情報共有サポートツールっだったように記憶していますが、このようなサービスは、情報を「共有」するためのサービスなので、当然漏れる前提で利用すべきだと思うわけです。

建前では、GmailやGoogleカレンダーはセキュリティがしっかりしているということになっていますが、それだってセキュリティリスクが0というこはないですし、通常のメールでやり取りする方法にも気をつけたほうがよいのであって、GPGとかで暗号化したメールをやり取りするようにするとかは常識的に考慮すべきレベルだと考えるわけです。官僚は、国家の運営に関するテーマで仕事をしているのにこの体たらくは開いた口がふさがらないです。

確認できただけで4省庁の職員が業務に関するメールを公開しており、このうち環境省の幹部らは、今年1月に合意された国際条約の交渉過程を流出させていた。他国との会談内容も明かしており、同省は「セキュリティー意識が甘かった」としている。

もう、セキュリティー意識が甘かったというレベルですましてよいのでしょうか?

読売新聞が調べたところ、全国の七つの医療機関や介護施設のメールで300人以上の病状が掲載されたカルテなどが公開状態になっていた。このほか、高校生の健康診断や中学生の家庭環境、政党の支持者名簿や同窓会名簿など5000人以上の個人情報が公開されていた。

一方、業務に関する職員のメールが確認されたのは、環境、国土交通、農水省、復興庁。このほか業務ではないものの、厚生労働、財務、防衛の各省の職員が有志によるイベント企画や勉強会などのメールを閲覧できる状態にしていた。

環境省の場合、水銀の輸出入などを規制する「水俣条約」交渉について、交渉直前の1月10日から終了後の21日までの66通が公開状態となっていた。

これって、個人情報保護法にも違反するれっきとした法律事案になっているということを反省していただきたいものですよね。

まあ、インターネットで情報を公開されてしまうリスクというものにもっと意識が向くきっかけになればよいとは思いますが・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です